50代半ばでMT普通二輪免許を取った話
長年の夢を叶える旅路
50代半ばにして、ついにMT普通二輪免許を取得しました。この挑戦は、大学時代に先輩のバイクに乗せてもらったときの「いつか自分も免許を取る」という一言から始まった、長い夢の実現でした。
忙しい日々の中で後回しにしてきた目標でしたが、バイクに乗っている若い男子、女子が楽しそうなのを見て「そういえば」と思い出し、行動に移しました。
教習所選びの冒険
大阪市北部に住む私にとって、通いやすい教習所を探すのは最初のハードルでした。大阪市付近で二輪免許を取得できる教習所は意外と少なく、候補は以下の2校に絞られました:
- 八戸ノ里ドライビングスクール
- みなとドライビングスクール
アクセスの良さと評判を考慮し、八戸ノ里ドライビングスクールを選びました。車でのアクセスも良好でしたが、電車と「Hello Cycling」のレンタルサイクルを組み合わせることで、効率的に通うことができました。
初めて利用した電動アシスト自転車の快適さには驚きました。特に漕ぎ出しの加速は感動的で、「もっと早く電動アシスト自転車を使っていれば」と思うほどでした。ただし、Hello Cycling では、返却スペースに空きがないと返却できないという注意点もあり、計画的な利用が必要です。
プラン選び
教習プランには、「チャレンジプラン」と「バリュープラン」がありました。チャレンジプランは、必須教習時間分だけで価格は安く、バリュープランは、チャレンジプランよりは高いが必須教習時間の倍まで技能教習を受けることができます。私は申し込みの際、「バリュープラン」を選びました。
結果的には、バリュープランを選んでおいてよかったです。
準備するもの
バイク用の手袋だけ用意する必要がありました。他は教習所で貸してもらえます。
教習の日々
教習の始まり
最初の1段階目では、一本橋やクランクに苦戦しました。
一本橋では落下すると検定中止になるため、慎重さが求められます。ですが、そもそも、一本橋に乗れない。乗れてもすぐに落ちてしまいました。速度が遅すぎました。制限タイムを超えても検定中止にはならないので、時間オーバーは覚悟の上で、ある程度の速度で一本橋に乗る必要がありました。
一方、クランクも三角ポールに当たると検定中止。コース取りが重要で、何度も練習を重ねました。
たまには転倒したりもしましたが、ガードが付いていたからかもしれないし、普段、体を動かすようになったからかもしれませんが、意外と骨折したりはしないんだなと思いました。
そんな感じで、結局1段階は、必須教習時間の倍の時間がかかりました。これが、バリュープランを選んでおいてよかった理由です。
成長と達成感
2段階目に進む頃には、1段階目での苦労が実を結び、スムーズに進めるようになりました。2段階は時間どおりでした。
一本橋、クランクに不安を残しつつ迎えた卒業検定の日、これまでの練習の成果を発揮し、一発で合格することができました。コースを間違えましたが。。。コースを間違っても検定員の指示に従ってその部分からやり直せるので検定中止にはならないのです。
ちなみに、検定のコースは、二つ用意されており、検定当日、どちらのコースを使うか決まります。行政で二つ用意するよう決められているそうです。指導しているそうです。八戸ノ里の場合は、1箇所だけ違う部分があるだけで、覚えやすかったです。
その日の検定受験者は全員合格。教習所での転倒や失敗を乗り越えた日々が報われた瞬間でした。
30人ぐらいいたと思いますが、全員合格というのはすごい。振り返ると、危なかしいところもあり、少し目をつぶってくれたのかも。
門真での免許書き換え
卒業後、後日、門真運転免許試験場での免許書き換え手続きに向かいました。手続きの流れは以下の通りです:
- 入口左手のカウンターで案内を受ける。
- 視力検査場で検査を受ける。
- 注意: 視力検査場の前に別の受付がありますが、そちらに並ばず直接視力検査場に向かうのが正しい手順です。私は誤って並んでしまい、時間を無駄にしてしまいました。
- 写真撮影を行い、免許証を受け取る。
朝一番に試験場へ到着し、手続きが完了するまで午前中いっぱいを要しました。写真撮影はまとめて行われるので、時間が空いてしまいました。免許センターの横で献血を行うなど、有意義な時間を過ごしました。
これからの楽しみ
免許を取得した今、次のステップはバイクの購入です。まだ具体的な車種は決めていませんが、いずれは少し遠くまで足を伸ばし、新しい景色を楽しみたいと思っています。
この経験を通じて、年齢に関係なく新しい挑戦をすることの大切さを実感しました。同じような夢を持つ方にとって、この物語が一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。